GTAvsModder?!?!その騒動とは。
昨年、Grand Theft Autoシリーズを世に送ってきた Rockstar Games 。
その親会社であり、開発元でもある Take-Two Interactive Software, Inc. が、
Modの開発・導入に使ってきた歴史のあるツール「OpenIV」に対して法的に開発停止勧告を出したことで騒動が起こりました。
その勧告によって一時期、新しいModを入手できなかったり、Modが立ち上がらなかったりと、GTAのファンには残念な方向に傾きかけます。
ーーーと言うのも、この「OpenIV」。
数多くあるGrand Theft Auto V Modの利用には「OpenIV」を利用するものが圧倒的に多く、このツールがなければ「Mod導入はほぼ不可能」というわけです。
Rockstar Gamesは「これはあくまで『GTAオンライン』でのチート行為を規制するため」と公式に発表しましたが、前述した通り、オフラインで使用するModは「OpenIV」を使うため、実質Modの利用は不可能になった。ということですね。
親会社で、開発元の Take-Two Interactive Software, Inc. は、
・「セキュリティ機能を無効にさせる」
・「ゲームシステムの改ざん」
などを理由に"権利が多く侵害されている"と発表しました。
一方、ツール開発元はこれに対し、
「OpenIV」自体と、その利用において正当性を主張しました。
(OpenIVはファイルブラウザであり、我々はオンラインに影響する行為は何があってもすることがない。といった内容です。実際、レジストリを扱う.asiのファイルがGTAVのメインフォルダに入っているだけでオンラインへの接続は失敗します。)
しかし、法的なことに割くお金と時間の都合で「OpenIV」は開発や更新を自粛することを決定。
そこが終点。。。になるところでしたが、はい。これに長年のファンたちが黙っていませんでした。
反対運動の ウェブサイト で「OpenIV」存続の為の署名活動が始まり、世界中から署名が集まりました。その数、5万人超え。
他にもsteam内Grand Theft Auto V のページや、Rockstar Gamesの公式Twitter、Facebookでも数多くの講義がされました。
外国人の行動力は凄いです。素敵です。
ーーーその結果、多くの場所で大きな動きを見せた騒動でしたが、
“オフライン向けのプロジェクト(一部除く)については、法的処置を取らない”
というところで、騒動は終息しました。
どのゲームもオンラインゲームでのチートツール対処にはもの凄い労力とお金を費やしていることと思います。ですが、この騒動は「Grand Theft Auto V」と「Grand Theft Auto Online」が一つのゲームとして出されている以上、避けられないものだったと思います。
GTAプレイヤーとして、Modで遊べることはかなり嬉しいことでした。Modを公に認めるゲームも中々ないですから。
・「Grand Theft Auto VIがそろそろ出るのでは?」
・「開発チームが日本に調査来ていたから、日本が舞台になるかも?」
などと囁かれるようになった2017年でしたが、2018年中にGrand Theft Autoシリーズの新作発表はくるのでしょうか?まぁ、それはまた別のお話ですね。